人を押すことにあたり、たくさんの本を読んだ。
解剖生理、運動、筋肉、骨・・・。
読んで何となくわかる→人を押す→体が平面じゃなく立体じゃん!
当たり前のことだが、人は立体である。
そう3D。
本は平面である。
ここが苦戦した。
頭の中で、体のイメージが立体に出来ないのだ。
骨の模型を触っているのに、人を押すと、実際の人間の骨がイメージできない。
いや、イメージしたつもりだけで理解できていない。
考えても考えても、なかなかできない。
どこかに、検体(実際の人間の解剖してあるやつ)は無いものか?
そんな時、テレビCMで「人体の不思議展」というのが流れた。
これやんけ!
人の体を見世物にしている、少し変わった展示会。
筋肉だけになった状態や、自分の内臓を自分で持たせている標本、筋肉を一枚ずつ切り離された標本・・・。
体操のポーズをした標本。
よくよく考えれば、問題のある展示会だ(笑)
その時は、とにかく骨盤が見たくて筋肉が見たくてすぐに行った。
2回も(笑)
触ってダメと分かっているが、標本に整体してみた。
実物は、なんと素晴らしい勉強素材だろう。
頭に、やっと立体の人体図が入った。
それ以来、患者さんに整体する際、何をどう触っているのかわかるようになった。
整体の内容を理解すればするほど、楽しくなってきた。
次に続く・・・。
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