大学を辞めたら、荷造りをして帰るだけ。
レンタカーを借りて、引越しをした。
末松(友人)に手伝ってもらい、共に泣いた。
大阪から広島までも、一緒について来てくれて。
実家に荷物を持って帰った際、母から「あんたは辞めると思ってた(笑)。せめて、荷物運ぶ日ぐらいおしえんさい。」この時、言っていなかったことに気づく🙇♂️
引越しの終わった大阪の家は、簡単な布団のみ。
単車に乗っていたので、最終日は、単車で帰る。布団は捨てる。
大阪のみんなに感謝している。長渕剛「乾杯」を歌ってくれて有り難う。
11月1日から、整体師見習いとして、師匠である親父の鞄持ちをはじめた。
佐竹家は縦社会である。
仕事中は、絵に描いたような子弟関係。
今時珍しいだろう。週1日の休みの日は、経理の勉強。
日々やる事が明確だった。
この時の自分の目標は、1人でも生きていく力を自分につけることだった。
大阪の友人たちの抜けた心の大きな穴を感じながら前進した。
音楽は、ケツメイシの「過去現在未来」。
さて、整体の方だが、実際に仕事レベルとして本気に取り組むと、猛烈に難しい。
痛みが取れると地元で評判のアーバン整体。
いきなりの私が出来るレベルではない。
最初は、見学やメモ取り、自宅での練習等が数ヶ月続く。
師匠が仕事中は、横で立って見学。
座ることはない。
痛みを取ることに特化した整体院。
いきなりすごいレベルだった。
痛みが取れないといけないのだ。
ある程度になると、患者さんを押す機会を与られる。
当然、最初は、お付き合いでさせていただけるが、次からは、そうはいかない。
大先生にしてもらうと言われる。
もう、めちゃくちゃ悔しい。
たまらない。
自分の下手さが更に腹立たしい。
取れない痛みは、師匠にとってもらう。
改めて書くが、親父は猛烈に整体がうまい。
痛みをとること、相手が力を抜いて施術を受け入れてくれること、全身からでる優しさ、人の温かさ。
整体をするために生まれたのかと思うほどだ。
親父が施術する通りに痛みが取れていく。
すぐ横で見ていても。同じことをしているようなのに、すべてのパターンの痛みが取れている。
凄すぎる。
はっきりわかったこと。
【整体とはアートである】
次回に続く。
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