「雨の日や台風が近づくと頭がズキズキ…」
「天気が悪くなると肩や関節が痛む気がする」
こんな症状に心当たりはありませんか?これらの症状は「天気痛」と呼ばれるものかもしれません。天気痛は気圧や湿度の変化によって起こる体調不良で、実は多くの人が悩んでいる問題です。
柔道整復師&スポーツトレーナーのツヨキが、経験を基に「天気で起こる頭痛」について徹底解説します。

1. 【天気痛】正しいケアで対処可能!
天気で起こる頭痛(天気痛)は気圧や湿度の変化で起こる身体の反応です。正しいケアを知れば、対処可能です。
2. なぜ天気痛は起こるのか?
天気が変わると体調が悪くなるのでしょうか?
理由は以下の通りです。
気圧の変化が神経を刺激する
天気が悪くなると気圧が低下し、体の内外で圧力差が生じます。この差が耳の奥にある「内耳」を刺激し、自律神経が乱れることで頭痛や体の痛みを引き起こします。
血流の悪化
気圧の変化や湿度の上昇により、血管が収縮または拡張します。この結果、頭痛や倦怠感が現れます。
体内の水分バランスの変化
湿度の変化により、汗をかいても蒸発しにくくなり、体が水分を過剰に溜め込んでむくみや痛みが発生します。
3. 症状別にみる天気痛のタイプ
天気による頭痛は 「片頭痛タイプ」と「緊張型頭痛タイプ」に分けられます。
1. 片頭痛タイプ
【特徴】ズキズキする痛み(拍動性)
【痛む場所】頭の片側または両側
【悪化する行動】動くと痛みが増す
【伴う症状】吐き気・視覚障害・音や光に敏感に
2. 緊張型頭痛タイプ
【特徴】締め付けられるような痛み
【痛む場所】頭全体や後頭部・首肩
【悪化する行動】長時間の同じ姿勢(デスクワークなど)
【伴う症状】肩こり・めまい
4. 天気痛は思い込みなの?
「天気痛なんてただの思い込みじゃないの?」
「科学的根拠ないんじゃない?」
こんな風に思いませんか?
わかります。以前は私も天気と頭痛は関係ないのでは?と思っていました。
しかし、天気痛は科学的な裏付けがある症状なんです。
日本では「天気痛外来」を設ける医療機関もあり、多くの研究者が気圧と体調の関連を調べています。
実際に、多くの患者さんが、低気圧が近づくと頭痛がするといわれております。「頭痛がしたから台風ができるよ」とかですね。
海外では天気痛予報というのもあります。
5. 自分でできる天気痛対処法
片頭痛タイプ:
頭皮と首筋を柔らかくゆっくりマッサージ(詳しくはこちらを参照)
カフェインを摂取する(血管収縮作用)
暗い静かな場所で休む
側頭部を冷やす
緊張型頭痛タイプ:
肩や首を温める
ストレッチや軽い運動で血流を促す
自分を自分で施術(詳しくはこちらを参照)
規則正しい生活習慣を心がける
自律神経を整えるため、早寝早起きやバランスの取れた食事を意識する。
体を温める
血流を促進して症状を緩和する。お風呂や蒸しタオルを活用すると効果的!
【注意すべきサイン】
頻繁に頭痛が起こる・症状がひどい・薬を飲んでも改善しない場合は、他の疾患が隠れている可能性があります。病院での検査をおすすめします。
6. まとめ
【天気で起こる頭痛】は、正しいケアで対処可能です!
ステップ1
自分の頭痛はどの分類か?
ステップ2
分類に合わせて対処をする。
ステップ3
どうしてもきつい時は、ツヨキか病院へ行く。
天気痛に悩む日々を少しでも楽にするために、ぜひ今日からできるケアを試してください。
ご質問があればご連絡ください。
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